トリガーポイント鍼療法

1. トリガーポイント鍼治療が有効な症状

トリガーポイント鍼治療は、筋肉の深部に位置するトリガーポイント(痛みの引き金となるポイント)にアプローチする治療法です。以下のような症状に対して特に有効です。

  • PC作業等で首がこって頭痛がする: 長時間のPC作業や不良姿勢により、首の筋肉が緊張し、頭痛を引き起こすことがあります。鍼治療は、深部の筋肉を直接刺激し、緊張を緩和します。

  • 血行不良で肩こりが酷い: 血行不良が原因で肩こりがひどくなる場合、鍼治療で血流を改善し、肩周辺の筋肉をリラックスさせることができます。

  • 慢性的な腰痛がある: 長期間にわたる腰痛には、筋肉の緊張や筋膜の問題が関与していることが多いです。鍼治療により、深層筋肉の緊張を解消し、腰痛の改善を図ります。

  • 重い物を持ったら腰がグキッとなった: 急な負荷や無理な動作による腰の痛みには、トリガーポイントにアプローチすることで、筋肉の緊張をほぐし、痛みを和らげます。

  • 朝起きたら首が痛くて回らない: 寝違えや筋肉の過緊張による首の痛みには、鍼治療が深部の筋肉に働きかけ、痛みの軽減を目指します。

  • 四十肩・五十肩で肩が上がらない: 四十肩や五十肩のような肩の動きが制限される症状に対して、鍼治療で筋肉の緊張を緩和し、可動域を改善します。

  • 病院で坐骨神経痛だと言われた: 坐骨神経痛の原因として筋肉の緊張やトリガーポイントが関与している場合、鍼治療によって痛みの軽減や筋肉のリラクゼーションを図ります。

  • テニス・野球・ゴルフ等で肘が痛い: スポーツによる肘の痛みや緊張に対して、トリガーポイントにアプローチすることで痛みの原因となる筋肉の緊張を解消します。

  • ジョギング・マラソン等で足が痛い: ランニングやマラソン後の足の痛みや筋肉の疲労には、鍼治療で深部の筋肉をほぐし、回復を促進します。

    マッサージなどでは中々改善されない 筋肉の深部の痛みに大変効果的です。

    PCに向かい首が痛そうな女性

2.トリガーポイントとは?

トリガーポイントは、痛みの引き金となる筋肉内の特定のポイントです。トリガーポイントには以下の2種類があります。鍼治療をうける女性

  • トリガーポイント(痛覚過敏点): 指や鍼で刺激すると、関連する部位に痛みが広がることがあります。例えば、首のトリガーポイントを刺激すると、頭部に痛みが感じられることがあります。
  • 責任トリガーポイント(発痛部位): 痛みの発生源で、指や鍼で刺激すると痛みがその部位で再現されます。痛みの原因となる具体的な場所であり、痛みが明確に認識されることが特徴です。

    ※例えば、責任トリガーポイントを指や鍼で刺激すると「そこだ!私の悪い所はそこだ!」と痛みが認知され(認知覚)ます。

    痛みの部位と原因となる場所は一致しない事が多いです。
    近年MPS(筋膜性疼痛症候群)研究会の研究では「筋膜の癒着」がトリガーポイントではないか?と考えられています。

トリガーポイントができる原因としては、以下のようなものがあります。

  • 長時間の同じ姿勢: 長時間にわたって同じ姿勢を続けることで筋肉が緊張し、トリガーポイントが形成されることがあります。
  • 過度な仕事やスポーツ: 過剰な身体的ストレスや運動によって筋肉が疲労し、トリガーポイントが発生します。
  • 反復動作: 同じ動作を繰り返すことにより、筋肉に負担がかかりトリガーポイントができやすくなります。
  • ストレス: 精神的なストレスが筋肉の緊張を引き起こし、トリガーポイントを形成することがあります。
  • 血行不良: 血流が滞ることで筋肉が硬くなり、トリガーポイントができることがあります。
  • 自律神経の乱れ: 自律神経の不調が筋肉の緊張を引き起こし、トリガーポイントが形成されることがあります。
  • ケガや手術: ケガや手術によって筋肉が硬くなり、トリガーポイントができることがあります。

3. 鍼治療と整体治療の違い

整体治療

大森・平和島みはら整体院はりきゅう院で行う鍼治療と整体治療では、症状や目的によって違いがあります。

整体治療では、姿勢や骨盤の矯正を中心に行います。治療の目的は、以下のような点にあります。

  • 姿勢や骨盤の矯正: 正しい姿勢や骨盤の位置に矯正することで、体の歪みを整えます。
  • 脳と筋肉の記憶の書き換え: 繰り返しの施術により、脳と筋肉の記憶を書き換え、痛みの原因を根本的に改善します。
  • 痛みの原因を根本から改善: 長期的な改善を目指し、痛みの出にくい体作りを行います。

整体治療は、筋肉や骨格の調整を行い、身体のバランスを整えることで痛みの原因にアプローチします。

鍼治療

鍼治療は、以下の点で整体治療と異なります。

  • 深部までの刺激: 鍼治療は、マッサージでは届きにくい深層筋肉まで刺激を加えます。痛みやこりが強い場合、または筋肉が硬くなり過ぎている場合に特に効果的です。
  • トリガーポイントへのアプローチ: 痛みの原因となるトリガーポイントを狙い、筋肉や筋膜に作用して痛みやしびれを解消します。
  • 特有の響き: 鍼治療は、痛みを感じることがありますが、この「痛いのはそこそこ!」という独特の響きが、治療効果を高めるとされています。背中に鍼を打たれている女性

4.鍼治療と整体治療のコンビネーションで得られる効果

鍼治療と整体治療を組み合わせることで、以下のような相乗効果が期待できます。

  • 筋肉のほぐしと骨格の矯正: 鍼治療で硬くなった筋肉をほぐした後に、整体治療で姿勢や骨盤の矯正を行うことで、より効果的に体の調整ができます。
  • 血流やリンパの流れの改善: 鍼治療により血流やリンパの流れが改善され、その後の整体治療によってさらに効果が高まります。
  • 不調の改善: 痛みやしびれ、歪みによる血行不良などの多くの不調が改善されます。筋肉の硬さが解消されることで、骨格の矯正がよりスムーズに行えます。

    みはら整体院はりきゅう院では、お1人お1人の症状やご希望に合わせて、BESTな治療をご提案させて頂きます。

    みはら整体院はりきゅう院のトリガーポイント鍼療法はツボを使ったものとは違い、西洋的な鍼で運動器疾患を得意としています。何も感じない鍼とは違い「痛いのはそこそこ!」という独特の響きがあります。

5. トリガーポイントが原因でない方

鍼治療を受けるにあたって、以下のような場合には治療を受けることができません。

  • 高熱(37度以上)がある方: 高熱がある場合は、体調が不安定で治療が適さないため、治療を受けることができません。
  • 悪性腫瘍の方: がんなどの悪性腫瘍がある場合、治療の適切さが判断できないため、鍼治療は避けるべきです。
  • 重度の精神疾患がある方: 精神的な状態が安定していない場合、治療の効果や安全性が確保できないため、受けることができません。
  • 筋肉が萎縮している方: 筋肉が萎縮している場合、トリガーポイントへのアプローチが困難であるため、治療が適さないことがあります。
  • 糖尿病性ニューロパチーの方: 糖尿病による神経障害がある場合、鍼治療が適切でないことがあります。
  • 開胸手術痛の方: 開胸手術後の痛みがある場合、治療が適切でないことがあります。
  • トリガーポイントが原因でない方: 痛みの原因がトリガーポイントではない場合、治療の効果が期待できないため、適切な治療が選択されるべきです。
  • 遅刻・無断キャンセルが多い方: 治療の予定が守られない場合、治療の効果や安全性が損なわれるため、受けられないことがあります。
  • その他、当院が適切な治療が出来ないと判断した方: その他、治療が適切でないと判断された場合には、治療を受けることができません。

これらの情報をもとに、自分の症状や状態に応じた最適な治療を選択することが重要です。トリガーポイント鍼治療と整体治療の組み合わせを活用することで、より効果的な痛みの改善と健康維持が期待できます。

*MPS筋膜性疼痛症候群研究会 所属

*臨床トリガーポイント研究会 C級ライセンス取得

料金表

施術内容料金
トリガーポイント鍼 1部位
例(首、肩)(腰、臀部)

   (初回検査料込)8,250円~(税込)
     2回目以降 4,950円~(税込)

トリガーポイント鍼 2部位
例(首、肩 腰、臀部)
  (初回検査料込) 12,100円~(税込)
   2回目以降   8,800円~(税込)

*症状、治療の組み合わせにより若干異なる場合があります

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